
医学部を受験する皆さんにとって化学は必須教科であると言ってもよいでしょう。ですから嫌でも化学を学ばなければなりません。しかし、喜ばしいことに化学に難問は存在しません。非常に簡単で、すぐに得点源に出来る教科であるといえるでしょう。
しかし化学を苦手教科の一つにあげる人が多いのはなぜでしょうか?ほとんどの人は参考書などに書いてある膨大な量の受験知識をただ無味乾燥に丸暗記しようとしているのではないでしょうか。試験に出ないような細かいことまで覚えても意味はないのです。そのようなことでは知識の定着は望めませんし、ましてや受験に全く対応できなくなります。膨大だと思える暗記事項も必要な部分のポイントだけを押さえておけば、ほとんど覚える必要はなくなります。
「何を」「どのように」「どれだけ」知っておけばよいのか、ということが大切なのです。それさえ知っていれば化学は苦手教科ではなく、きっとあなたたちの味方になってくれるに違いありません。
- KOUJI OHNO
- 大野 浩司 理学博士
- 大阪大学大学院修了。
自らが化学の魅力に取り付かれただけではなく、どのようにすれば万人に化学の楽しさを伝えることが出来るかを日夜研究中。ポイントをついた密度の濃い授業は、ただの丸暗記の授業とは違い分かりやすいと生徒からも大好評。

化学は色々な化学式が出てくるので毛嫌いする人が多くいます。化学をはじめとする自然科学は、基本的には自然現象を記述したものであり、後からその現象に説明を行う学問でもあります。つまり理由付けを行っている学問とも言えるでしょう。基本は経験則となります。従って、勉強のスタートは先ず原理原則を暗記する必要があります。英単語や、年号を暗記するのと同じです。後は覚えた原理原則を組み合わせるだけであり、これは何も化学の勉強に限った事でありません。計算問題も高等な数学の問題ではなく、算数のレベルの計算で充分であり、決して臆する必要はありません。君達の努力は必ず報われるはずです。それを信じて勉強しよう。
- MASANORI OKA
- 岡 正則 工学博士
- 立命館大学大学院修了。米国、ジョージア州アトランタ、Emory大学・医学部・生化学科・Postdoctal Associate。京都大学・農学部生物化学部門で遺伝子工学関係の研究に従事。(財)東洋紡百周年記念バイオテクノロジー研究財団常務理事を歴任。神戸大学工学部,岡山大学農学部,九州大学大学院において非常勤講師および、信州大学繊維学部客員教授を歴任。

化学は物理、生物と並ぶ理科の基礎科目です。今日では化学の守備範囲は大きく拡がっていて、たとえば諸君の志望する医学部の専門教育では、化学と生物が融合した生化学が必須科目になっています。高校化学で教わる有機化合物、高分子、溶液、コロイドなどの話題はそのまま医学専門教育の入門と考えてよいものです。一方、大学受験の化学に限ってみると、化学は少数の法則を使いこなし、典型的な元素、化合物の性質を修得すれば確実に得点を重ねることができる「扱いやすい受験科目」といえます。「モルの概念に習熟し、いかに使いこなすか」、化学の計算問題はこれにつきます。 典型的な計算問題をえらび、手計算による計算力の増強、単位・計算誤差の扱いをマスターします。元素、化合物の性質、化学反応などの暗記が苦手な諸君は多いことでしょう。しかし最低限の暗記は、世界で通用する化学の通行手形のようなものです。時間の許す範囲で、化学者の面白いエピソードや歴史的な化学の話題、最近のトピックスを授業に交えて、暗記に役立たせたいと考えています。ついでやや難しい総合問題、計算問題や小論文に挑戦し、諸君の化学力を着実にアップさせます。
- YOSHIROU YONEZAWA
- 米澤 義朗 工学博士
- 京都大学工学部卒、大阪大学大学院修了。
京都大学工学部助教授(現準教授)を経て関西の公立大学名誉教授となる。
関西の有名国公立大学、職業訓練校で37年間化学教育に従事。文部省在外研究員 マックスプランク生物物理化学研究所に在籍。物理化学の専門家。化学、物理、生物の境界領域に興味。近年は化学史、ひいては人間の思索の発展史にも関心をもっている。

医学部受験生にとって「化学」は必須科目です。化学は決して暗記科目ではありません。どの科目にも最低限暗記しなければいけない事項というのは存在します。しかし、どれだけこの膨大な知識量を整理し系統的に頭の中に定着させるのかが大切です。 「基本」と言うのは、簡単な問題が解けることではありません。その単元の全体像をつかむことです。全体をつかめれば、1を知って10を知るというように、イモづる式にいろんな知識を系統的に思い出すことができるようになるのです。これが知識の定着であり、「最小の労力で最大の効果を上げる」ことだと考えています。授業を通じて、この全体像をつかむとはどういうことなのか、また全体像をつかめると、入試問題をいかに克服できるかを感じていただきたいと思います。
- HIROYUKI SHIRAISHI
- 白石 博之
- 関西大学工学部高分子化学専攻。私立進学高校で22年間化学科教諭として医学部進学希望生を中心に指導。教科書にとらわれない独自の授業方法や解法が多くの指示を集める。趣味は野球と鉄道。好きな言葉は「一発逆転!」













